R32GT-RとVW TypeⅡ、海外オークションでの高値落札が続く

一時の異常な相場は落ち着きを取り戻したとはいえ、上昇した落札相場はなかなか下がらないようです。その背景にあるのはR32GT-RとVW TypeⅡをはじめとしたネオ・クラシックカーの人気の高さです。


これらのネオ・クラシックカーがクラシックカーと異なるのは、比較的パーツの入手やリプロパーツの提供などによって維持するのにそれほど苦労しない点です。

また、現代の交通状況でもその走行性能が問題になることはありません。R32GT-Rにいたっては現代でも一線級の性能を持っているといっても過言ではないでしょう。

そうした2台の人気車がRMサザビーズで落札されました。早速その内容を確認してみたいと思います。

今回出品されたVW TypeⅡは、1964年式のDX 21ウィンドウです。23ウィンドウを別格とすれば、日本でも高い人気を誇るモデルです。

この個体は2016年にアメリカ西海岸の専門ショップでレストアが行われており、ボディーの各部は美しい状態に仕上げられています。


インテリアも、内張りやシート表皮を張り替えるなどして、ボディーカラーにあった素晴らしいものです。


エンジンはオリジナルから換装されており、排気量2,000ccの水平対向4気筒エンジンが搭載されました。

筆者は以前、水平対向4気筒1,600ccを搭載したVW TypeⅡに乗ったことがありますが、2,000ccであれば高速巡航も余裕でしょう。もっとも、スピードを楽しむハンドリングやキャラクターではありませんが。

最終的に、この美しい個体は日本円で約1,400万円にて落札されました。以前は西海岸からベース車両を輸入して国内でレストアしたものをリーズナブルな価格で購入することも可能でしたが、この相場ではベース車両も高騰していると思われ、日本市場でのVW TypeⅡの高騰相場は今しばらく続きそうです。


そしてもう1台は“ゴジラ”ことGT-R、第2世代GT-Rの幕開けを告げたR32GT-Rです。

グループAを制覇するために、そのレギュレーションから最適な排気量が導かれたRB26DETTエンジンは、当時から同じ280馬力をうたうVG30DETTとは別格の性能を見せつけました。

それもアテーサE-TSによるロスのない発進加速だけではなく、中間加速においても同じ出力とは思えないものでした。

筆者は当時、Z32の2シーター・ツインターボに乗っていましたが、その加速を見せつけられ、次はR32GT-Rをと強く思ったものです。

そのR32GT-Rは良好な相場価格を維持したまま人気が衰えることもなく、さらに維持環境についてもNISMOがパーツの再生産を決定するなどにて更に望ましい環境へと変化しています。

今回の個体も日本円で約950万円にて落札されており、これだけの高値がついてしまうとまだまだ日本市場から海外への流出は止まりそうにありません。

しかし、今回紹介した2台の車ともにこうして高く評価され売買されていくということは個体自体は大きく減ることなく維持されていくとも考えられますので、いつの日か乗れることが来る日を想像して楽しみたいと思います。

出典:RMサザビーズ

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